若返りホルモン

同じ年齢なのに、老けて見えたり、若々しく見えたりと「見た目年齢」は人それぞれですが、一体何がその差をわけているのでしょうか?そのカギとなるのが、若さを保つホルモンである「成長ホルモン」です。成長ホルモンはその言葉から「子供の成長期に必要なホルモン」「身長を伸ばすホルモン」などとしてよく知られていますが、実はその働きだけではありません。成長ホルモンには筋肉や骨の委縮を防止し、体脂肪の増加を抑える働きがあります。筋肉や骨が萎縮することは「老化」を意味します。ですから、それらを抑える成長ホルモンは、「若返りホルモン」とも呼ばれているのです。

成長ホルモンは、下垂体から血液中に分泌されると、主に肝臓に働きかけて、軟骨細胞を増殖する作用があるIGF-1を分泌させます。また、軟骨細胞にも直接働き、骨の成長を促します。さらに、筋肉でたんぱく質の合成を促進したり、心臓などさまざまな臓器や器官の発育、脂肪分解、組織を修復・再生したりする働きもあり、生涯を通して私達の体づくりに重要な役割をもっているのです。しかし成長ホルモンは16歳をピークに一日の分泌量が著しく減ってしまいます。たとえば20代のと同じ食事スタイルをつづけていると太ってしまうのは、加齢による成長ホルモンの減少によって脂肪の分解が減ってしまっていることが原因の一つに挙げられます。されに、成長ホルモンの不足により、疲れやすくなったり、集中力、気力が低下しやすくなったりして、老化の進行をはやめてしまいます。