認知症を遠ざける栄養素
認知症の治療には、いまのところ進行を遅らせる対症療法しかないのですが、予防や改善に有効な方法はいくつかあることがわかっています。まず、糖尿病の生活習慣病を防ぐこと。そして、ここで紹介するような上手な食事の取り方も、認知症予防に重要な役割を果たします。食べ物の栄養は、脳の神経細胞に取り込まれると脳の成分になり、脳の働きに大きく作用します。脳が必要とする栄養素の中で、脳と最も深くかかわっているもののひとつが脂肪です。人間の体の中で一番脂分が多い臓器。脳組織の内脂質の割合は60%ほどにもなるのです。脳細胞を元気いっぱいに働かせるのに不可欠なのが不飽和脂肪酸で、その代表選手がDHAとEPAです。これらの栄養素を摂取すると脳の血流が良くなり、脳の機能が高まることが確認されています。そのほかに重要な栄養素として
記憶にかかわる栄養素 レシチン(黄卵、大豆、大豆製品)、ビタミンB(緑黄色野菜)、イソフラボン(大豆、大豆製品)
抗酸化作用のある栄養素 ビタミンC、E(緑黄色野菜)、ポリフェノール(ブドウ、赤ワイン、緑茶、コーヒー、ココア)
脳の細胞膜を構成する栄養素 必須脂肪酸のDHA、EPA(青魚)、必須アミノ酸(牛乳、大豆m大豆製品)
