二足歩行のかなめ

人間の体の構造は、四足歩行の動物からその構造を引き継ぎながら二足歩行へと進化しました。この二足歩行への進化が私たちの体のゆがみのはじまりとも言えます。四足歩行は、立ったまま寝ることができる動物がいるくらい、安定感があります。二足歩行は片足の着地になるため、不安定かつ衝撃度も高く、余分な動きやストレスが骨や筋肉などにかかります。そのため人間は体に負荷がかからないような背骨の構造を手に入れました。一般的に背骨呼ばれる脊柱は、1つの骨ではなく、椎骨という小さい骨が積み木のように連なっています。上から7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、そして仙骨と尾骨からなる5部構成になっています。これらの椎骨は、まっすぐ積み上げられているわけではなく、いわゆる「S字カーブ」と呼ばれる弯曲になっています。頸椎はやや前傾に弯曲し、胸椎は後方へ、腰椎は前方へ弯曲しています。この脊柱のS字カーブは二足歩行である人間が獲得した、最も特徴的な骨の構造といえます。 人間が移動時に衝撃を上手に逃がし、体を効率的に動かすためのシステムです。