「早食い」の習慣は高い肥満度となると早稲田大学の林教授が発表しています。子供のころ「よくかんで食べなさい」と教わった人も多いことでしょう。よく噛んで食べることは、あごの筋肉や骨の発達を促し、唾液を増やして虫歯の予防につながる。
最近の研究で、いわゆる「早食い」が体重増加にも影響することもわかってきた。ゆっくり味わったり、よく噛んで食べたりすると、食後のエネルギー消費が増えるとの研究成果を英化学誌で発表した。これまでに林教授らは、これまでに早食いで咀嚼回数が少ないほど体重が増える傾向があるとの成果も報告。咀嚼の刺激によって、脂肪細胞の一種でより多くのエネルギーが消費された可能性があると推測する。食べる量自体がついつい増えてしまう早食いは過食ももたらすため、「体重の増加にはダブルパンチ。ゆっくりと味わって食べることが大事」と指摘している。疫学調査でも、肥満と早食いの強い関係が明らかになってきた。千葉県と大分県の特定健康結果約20万人分を対象として解析したが、肥満度が高い人ほど早食いと答えた人の割合が高かった。20歳からの体重増加が大きい人も同様の結果で研究を統括した国立保健医療科学学院の安藤徳仁研究官は「早食いの人は太りやすい傾向がある」とみる。
安藤特任研究官は「よく噛んで食べることは、禁酒や禁煙に比べても取り組みやすい。生活習慣改善の手段として健康づくりにつなげてほしい」と話している。ゆったりした気持ちで会話を楽しみながら、食事ができるとゆっくり咀嚼でき肥満もさけられるでしょう。
