筋肉痛について

スポーツや力仕事などを行ったあと、数日後に発生する「遅発性筋痛のことを筋肉痛と呼んでいます。実際は筋肉痛の原因ははっきりとは解明されていません。引き続き研究はされていますが、通例は「乳酸菌の蓄積」や「筋繊維の損傷にともなう炎症反応」が原因と言われています。これらの説は、根拠にもとづき、否定や矛盾点の指摘がされています。現在最も有力な説は、筋繊維の刺激に対する感度上昇というものです。運動を行い、筋肉が激しいダメージを受けると、筋繊維が破壊されます。その時にアデノシンやATPが漏出し、血管内皮細胞からブラジキニンという物質が分泌されます。その後ブラジ二キンが筋繊維に働きかけ、神経成長因子を分泌させ筋肉の刺激に対するお感度を上げさせるため、通常では気にしていない軽度の圧迫や筋収縮にも過敏に反応し、痛みが生じると考えられます。筋肉痛は筋肉が激しいダメージを受けたときに発生するものであり、適度な運動であれば筋肉痛がなくとも筋肉は鍛えられます。筋肉痛が起こるほどの無理な運動をたまに行うのではなく、無理のない運動を毎日継続して行うことが、健康的に筋肉をつけるためには大切といえるでしょう。