好きないことに熱中していると長時間でも疲れを感じませんが、退屈な単純作業の繰り返しは短時間でも飽きて疲れを感じます。このように日常生活では体に実際起こっている疲労と、疲れとしては自覚される疲労感は一致しないことがあります。仕事などでやりがいや達成感があると、脳が本来の疲労感を感じにくくなり、体の限界以上に頑張りがち。体は疲れがたまっているのにそれを脳が認識できず、当然、疲労は雪だるま式に蓄積され、ある日突然倒れてしまう恐れがあります。
疲れは自律神経の機能を低下させ、相対的に交換神経優位の状態にします。するとインスリン分泌が抑制されるため、高血糖を招きやすくなります。また、疲労の原因となるストレスが強すぎたり、長い期間受けると、自律神経だけではコントロールできず、内分泌代謝・免疫系が作動し、ゆっくりとストレスのある状況に対応します。しかし、常に強いストレスにさらされ続けると、内分泌代謝・免疫系にも負荷がかかり、ホルモン異常や代謝異常と招いてしまいます。「疲れていると風邪をひきやすい」というのは、こうした免疫系の低下も一因です。
疲労には下記の種類があります。
短期疲労:通常の疲労で、休息や睡眠をとることで次の日には回復する。
中期疲労:短期疲労の回復途中で身体に負荷がかかり、以前と同じもしくはそれ以上に疲労が強くなる。
長期疲労:疲労回復に向かう時間がなく、体に負荷がかかり続け、疲労が蓄積される。
