更年期障害は女性特有のものと長く思われてきましたが、近年は男性の更年期障害も広く知られるようになってきました。男女とも共通している症状も多く理解を深めて、穏やかに過ごしていきましょう。男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンの分泌量が20代~30代にピークになります。男性ホルモンのテストステロンには筋肉の増量や内臓脂肪の減少、女性ホルモンのエストロゲンにはコレステロールや中性脂肪の調整や骨量の維持といった作用もあり健康を保護しています。(東京大学大学院医学系研究科 秋下教授談)しかし、テストステロンもエストロゲンも20代~30代をピークに分泌量が減少してきます。男性は40代頃から、女性は50代前後から更年期に入り、目安の時期は異なりますが、更年期以降はメタボや高血圧、脂質異常、糖尿病などのリスクが高くなるのは男女とも共通しています。エストロゲンの分泌量は更年期になると急激に減少するため、女性は心身の変化に気づきやすい傾向にありますが、テストステロンは年齢とともに徐々に減少するため、男性は更年期という自覚がない場合も少なくありません。「加齢やストレスのせいで調子が悪い、と思い込んでいる男性も見られますが、40歳以降は更年期障害の可能性も考えてみましょう。」女性の場合は更年期が過ぎると少しずつ落ち着いていきますが、男性の場合は終わりが見えず、症状が長引いてしまうこともあります。早めの気づきと対処を心がけましょう。
更年期の穏やかな過ごし方1
