睡眠ホルモンの原料
セロトニンは、メラトニンという「睡眠ホルモン」の原料になります。メラトニンは、脳の松果体から分泌され、私達の体にある1日周期でリズムを刻む「体内時計」に働きかけることで、覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りをもたらす働きがあります。体内時計は、意識しなくても日中は活動状態に、夜間は休息状態に切り替わる働きをし、1日25時間が基準になっています。しかし、地球の自転は24時間なので、体内時計との1時間の時差をリセットする必要があります。私達は朝に太陽光を浴びると、セロトニン神経が活性化され、同時に体にある体内時計の針が進み、時差がリセットされます。すると、メラトニンの分泌が止まり、体が活動状態になります。そして、メラトニンは目覚めてから15~16時間後にセロトニンをもとに合成がはじまり、その後数時間で分泌のピークを迎えます。その作用で深部体温が低下して、休息に適した状態に導かれ眠気を感じるようになります。セロトニンとメラトニンは、どちらが欠けても質のよい睡眠は得られません。
