花粉症はアレルギー鼻炎の一種で、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、などが主な症状です。日本において花粉症を引き起こす植物はおよそ500種類ありますが、スギ花粉症患者が、もっとも多く、およそ2000万人いるとされています。近年では、ヒノキ花粉症やそのほかの植物の花粉症患者も増えています。鼻や目などの粘膜に花粉が取りつくと、花粉抗原(アレルゲン)が粘液に溶け出します。この溶け出した抗原がマクロファージに取り込まれて異物と認識され、この情報がBリンパ球に伝えられると、Bリンパ球が花粉抗原を異物とみなし、それに対抗する抗体をつくりだします。抗体が肥満細胞の表面に次々と結合して、あるレベルに達した段階を「感作が成立した」と呼びアレルギー反応の準備が出来上がった状態となります。こうした状態のところに再び同じ花粉抗原が侵入すると、肥満細胞に結合した抗体が花粉抗原をキャッチして結合します。これを「抗原体反応」と呼び、この反応が刺激となって肥満細胞が活性化され、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されます。この放出された化学伝達物質によって、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった花粉症の症状を引き起こすのです。
花粉症の症状
