天気がどんよりとした日が続くと、だるくて気分もしずみがちですが、それはむしろ体の正常な反応と考えてよいでしょう。低気圧の状態が続くと、空気中の酸素が薄くなります。すると私達の体は血圧が下がり、酸素をたくさんつかわないでもすむように、活動モードからお休みモードになってしまうため、眠気やだるさを感じやすくなります。活動量も自然と減り、いざ動きたいと思っても、気持ちに体がついていかず、疲れやすくなってしまうのです。
慢性的な不調を抱える人にとっては、とてもつらい季節です。昔から「雨の日は古傷が痛む」などと言われます。それは、じめじめした天気が続き不快指数が上がると体が敏感になり、痛みなどを引き起こす体内のヒスタミンという炎症物質の分泌が増えることが一つの大きな原因と考えられます。このせいで、この時期は体がだるいだけでなく、肩コリ、頭痛、腰痛、関節の痛みや鼻炎などのアレルギー症状がひどくなる人も増えてきます。このように、気象の変動によってさまざまな不調が連鎖するように生じてくる。これが梅雨だるの正体です。
